2014年1月4日 (仮訳)タスマニア産のフウセンタケ属オオカシワギタケ亜属 Gasparini, B., 2007. Genus Cortinarius, subgenus Phlegmacium in Tasmania. New Zealand Journal of Botany. Available at: http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00288250709509711 [Accessed January 3, 2014]. 【R3-00227】2014/01/04投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タスマニアにおいてフウセンタケ属オオカシワギタケ亜属の菌を調査し、40種を認めた。 本論文で28新種(※論文中では「27新種」)と1変種を新たに記載した。 また、1節、4亜節、10列、2亜列を提唱し、1節1亜節をアブラシメジ亜属からオオカシワギタケ亜属に移した。 (新種) Cortinarius australis Gasparini 語源…南の(北半球に分布するCortinarius occidentalisに対して) 【よく似た種との区別】 Cortinarius pseudoporphyropus 傘のみゼラチン状になる 本種より子実体の各部が顕著に紫色になる 本種と異なり傘が尖った隆起を持たず凸型になる 本種と異なり襞が紫色ではなく鉛紫色 本種と異なり触れても変色しない 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形~類扁桃形ではなく楕円形 本種より担子胞子が顕著に疣状になる (新種) Cortinarius austrocausticus Gasparini 語源…南のCortinarius causticus (新変種) Cortinarius austrocyanites var. brunyensis Gasparini 語源…Bruny産の 【よく似た種との区別】 Cortinarius austrocyanites 全体的によく類似している 本変種より襞の間隔が密 本変種と異なり心地よい臭いがない Cortinarius salmaster 傘が灰黄色 傘表面が毛状 柄の頂部が紫色を帯びる 担子胞子が楕円形 本変種と異なり襞がラベンダー色ではなく淡灰色 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius austrosaginus Gasparini 語源…南のオオカシワギタケ (Cortinarius saginus) 【よく似た種との区別】 Cortinarius saginus(オオカシワギタケ) 形態的に類似している Cortinarius rubicundulus(イロガワリフウセンタケ) 肉が空気に触れると黄変する Cortinarius memoria-annae 肉が空気に触れると黄変する Cortinarius subsciorophyllus 柄が白色 本種と異なり傘が黄褐色ではなくレンガ色 本種と異なり肉に黄変性がない 本種と異なり被膜が黄褐色ではなく褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい (新種) Cortinarius austrovaginatus Gasparini 語源…南のCortinarius vaginatus 【よく似た種との区別】 Cortinarius velicopia 担子胞子のサイズが大きい 担子胞子がレモン形 担子胞子の装飾の程度が大きい Cortinarius microarcheri 傘が淡紫色 膜状のつぼを持つ 本種と異なりMyxacium亜属に含まれる 本種と異なり子実体全体がゼラチン状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子がレモン形ではなく卵形~楕円形 Cortinarius submeleagris 被膜が膜状 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘が帯紫色ではなく褐色 本種より襞の色が淡い 本種と異なり柄の下部が淡紫色ではない 本種と異なり担子胞子がレモン形ではなく広扁桃形の場合もある 本種より担子胞子の幅が広い (新種) Cortinarius caeruleoëburneus Gasparini 語源…空色で象牙色の 【よく似た種との区別】 Cortinarius vinaceolamellatus 子実体表面が乾燥している 微かにラベンダー色を帯びる 担子胞子が球形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 (新種) Cortinarius capsicosmus Gasparini 語源…コショウの臭いの 【よく似た種との区別】 Cortinarius pseudoclaricolor 肉眼的形質と顕微鏡的形質のいくらかが類似している 本種と異なり苦味を持たない 本種と異なりはっきりとしたコショウやジャガイモのような不快臭を持たない 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい Cortinarius nijerrus 本種より傘が褐色を帯びる 本種と異なり苦味を持たない 本種と異なりはっきりとしたコショウやジャガイモのような不快臭を持たない 本種より担子胞子のサイズが大きい (新種) Cortinarius chrysochalybdeus Gasparini 語源…金色の鉄の 【よく似た種との区別】 Cortinarius chrysopocos 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が黄金杏色で青紫色を帯びるのではなく黄金褐色 本種と異なり襞が淡灰褐色を帯びた藤色ではなくオリーブ灰緑色 本種と異なり柄の頂部が淡紫色を帯びる 本種と異なり被膜が黄金杏色ではなく黄金褐色 本種と異なり担子胞子が類レモン形ではなく扁桃形 (新種) Cortinarius chrysopocos Gasparini 語源…金羊の 【よく似た種との区別】 Cortinarius chrysochalybdeus 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘が黄金褐色ではなく黄金杏色で青紫色を帯びる 本種と異なり襞がオリーブ灰緑色ではなく淡灰褐色を帯びた藤色 本種と異なり柄の頂部が淡紫色を帯びない 本種と異なり被膜が黄金褐色ではなく黄金杏色 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく類レモン形 (新種) Cortinarius coelopus Gasparini 語源…空色の柄の 【よく似た種との区別】 Cortinarius fucatus 柄の基部が塊茎状になる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり傘が赤黄褐色を帯びたクリーム色ではなく橙色 本種と異なり柄の頂部が紫色ではなく白色 本種と異なり被膜が黄褐色ではなく橙色 Cortinarius fulvoiubatus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が赤黄褐色を帯びたクリーム色ではなく黄色~肉桂褐色など 本種と異なり柄の頂部が紫色ではなく白色 本種と異なり被膜が黄褐色ではなく赤褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius rubescens 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が赤黄褐色を帯びたクリーム色ではなく肉色 本種と異なり柄の頂部が紫色ではなくシャモア色 本種と異なり被膜が黄褐色ではなく暗紫色 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius percomis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 Cortinarius serarius ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 Cortinarius papulosus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 (新種) Cortinarius elatostipitatus Gasparini 語源…高い柄の 【よく似た種との区別】 Cortinarius submagellanicus 形態的に類似している 本種ほど傘の色が赤みを帯びない 本種と異なり柄が類白色の地の上に青色の帯を生じる 本種と異なり肉全体が紫色になる特徴を持たない 本種と異なり生のジャガイモやパセリのような不快臭ではなく強い果実臭を持つ 本種より担子胞子が平均的に長い本種より担子胞子の幅が平均的に狭い 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく楕円形 Cortinarius madidus 柄にリングレットを持たない 本種と異なり襞が紫色ではなく黄褐色 本種と異なり生のジャガイモやパセリのような不快臭ではなく精子のような不快臭がする 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius fucatus Gasparini 語源…色とりどりの 【よく似た種との区別】 Cortinarius coelopus 柄の基部が塊茎状になる 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり傘が橙色ではなく赤黄褐色を帯びたクリーム色 本種と異なり柄の頂部が白色ではなく紫色 本種と異なり被膜が橙色ではなく黄褐色 Cortinarius fulvoiubatus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が橙色ではなく黄色~肉桂褐色など 本種と異なり被膜が橙色ではなく赤褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius rubescens 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が橙色ではなく肉色 本種と異なり被膜が橙色ではなく暗紫色 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius fulvoiubatus Gasparini 語源…黄色いたてがみの 【よく似た種との区別】 Cortinarius castaneofulvus 形態的に類似している 本種より傘が暗褐色を帯びる 本種と異なり柄が白色でなく黄褐色 本種と異なり肉が白色でなく帯黄色 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子がずっとleanerでない 本種と異なり担子胞子にほとんど見えない疣を持たない Cortinarius naphthalinus 未発表の分子系統解析のデータで極めて近縁 本種と異なりナンキョクブナの森林から見出されている 本種と異なり傘が赤色よりも黄色に近い 本種より傘がずっと繊維状でない 本種と異なり非常に強いナフタレン臭を持つ 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子が幅広い 本種と異なり担子胞子が楕円形~扁桃形ではなく楕円形 本種と異なり分節する不稔細胞を持つ Cortinarius coelopus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が黄色~肉桂褐色などではなく赤黄褐色を帯びたクリーム色 本種と異なり柄の頂部が紫色 本種と異なり被膜が赤褐色ではなく黄褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius fucatus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が黄色~肉桂褐色などではなく橙色 本種と異なり被膜が赤褐色ではなく橙色 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius rubescens 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が黄色~肉桂褐色などではなく肉色 本種と異なり被膜が赤褐色ではなく暗紫色 本種より担子胞子の幅が広い (新種) Cortinarius ingratolens Gasparini 語源…不快臭のある 【よく似た種との区別】 Cortinarius lavendocaeruleus 傘が帯紫褐色 襞が淡紫色 柄の基部が塊茎状 本種と異なり被膜が褐色ではなくラベンダー色 本種と異なり強く不快なフェノール臭がしない 本種より担子胞子の幅が狭い Cortinarius phaeouranus 傘が帯紫褐色 襞が淡紫色 本種と異なり被膜が褐色ではなくラベンダー色 本種と異なり強く不快なフェノール臭がしない 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく扁桃形 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius lacteus Gasparini 語源…乳色の 【よく似た種との区別】 Cortinarius austroalbidus 子実体全体がゼラチン状 傘が類白色 襞が帯白クリーム色 柄が白色 本種より子実体のサイズが小さい 本種より襞の間隔が疎 本種と異なりカレー臭を持つ 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が扁球形でない 本種と異なり担子胞子がはっきりとした疣状にならない Cortinarius cretax 本種と異なり柄に粘性がなく乾燥している 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい (新種) Cortinarius madidus Gasparini 語源…湿った 【よく似た種との区別】 Cortinarius violaceus(ムラサキフウセンタケ) 同じMyxacioidei亜節に含まれる 子実体が濃紫色 Cortinarius submagellanicus 同じMyxacioidei亜節に含まれる 形態的に類似している 柄が淡紫色 本種と異なり襞が黄褐色ではなく淡紫色 本種と異なり特徴的なリングレットを持つ 本種と異なり精子のような不快臭ではなく強い果実臭を持つ 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子が卵形ではなく楕円形 Cortinarius elastostipitatus 柄にリングレットを持たない 本種と異なり襞が黄褐色ではなく紫色 本種と異なり精子のような不快臭ではなく生のジャガイモやパセリのような不快臭がする 本種より担子胞子のサイズが大きい (新種) Cortinarius memoria-annae Gasparini 語源…Ann V. Ratkowskyの記念の 【よく似た種との区別】 Cortinarius sclerophyllarum 本種と異なり傘が黄褐色~帯褐色ではなく帯肉紫色 本種と異なり襞が黄褐色ではなく紫色 本種と異なり子実体に黄変性を持たない 本種より担子胞子の幅が広い Cortinarius quaresimalis 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が黄褐色~帯褐色ではなく淡紫色 本種と異なり襞が黄褐色ではなく淡紫色 本種と異なり柄が黄褐色ではなく濃紫色 本種と異なり子実体に黄変性を持たない 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子の幅が広い Cortinarius rotundisporus 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が黄褐色~帯褐色ではなく暗青灰色・鉛灰色・帯赤褐色・帯緑色など 本種と異なり襞が黄褐色ではなく桃色 本種と異なり柄が黄褐色ではなく白色 本種と異なり子実体に黄変性を持たない 本種より担子胞子の幅が広い (新種) Cortinarius nijerrus Gasparini 語源…現地のアボリジニの言葉で「雨」(熱帯雨林に発生することから) 【よく似た種との区別】 Cortinarius pseudoclaricolor 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子が幅広い Cortinarius capsicosmus 本種より傘が褐色を帯びない 本種と異なり無味ではなく苦味がある 本種と異なり無臭ではなくはっきりとしたコショウまたはジャガイモ様の不快臭を持つ 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius phaeouranus Gasparini 語源…褐色で空色の 【よく似た種との区別】 Cortinarius lavendocaeruleus 多くの形質が一致する 発生時期が早い(12-2月) 傘が帯紫褐色 特に目立った臭いがない 担子胞子が扁桃形 本種より子実体のサイズがずっと小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius ingratolens 傘が帯紫褐色 襞が淡紫色 本種と異なり被膜が褐色ではなくラベンダー色 本種と異なり強く不快なフェノール臭がしない 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく扁桃形 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius pseudoporphyropus Gasparini 語源…偽のアケボノカワムラフウセンタケ (Cortinarius porphyropus) 【よく似た種との区別】 Cortinarius porphyropus(アケボノカワムラフウセンタケ) 形態が非常に類似している 生息環境が異なる 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius australis 傘のみゼラチン状になる 本種ほど子実体の各部が紫色でない 本種と異なり傘が凸型でなく尖った隆起を持つ 本種と異なり襞が鉛紫色ではなく紫色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり触れると変色する 本種ほど担子胞子が疣状にならない 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく楕円形~類扁桃形 本種より担子胞子が顕著に疣状にならない (新種) Cortinarius quaresimalis Gasparini 語源…四旬節の(教会で四旬節の間に紫色の衣服が着用されることから) 【よく似た種との区別】 Cortinarius salor(ムラサキアブラシメジモドキ) 生息環境が類似している 担子胞子の形態が類似している 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なりコルチナが常にやや膜状にはならない 本種と異なりダイコン臭を欠く Cortinarius memoria-annae 本種と異なり傘が淡紫色ではなく黄褐色~帯褐色 本種と異なり襞が淡紫色ではなく黄褐色 本種と異なり子実体に黄変性を持つ 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い Cortinarius sclerophyllarum 本種と担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子実体全体が乾燥している 本種と異なり傘が淡紫色ではなく帯肉紫色 本種と異なり襞が淡紫色ではなく紫色 本種と異なり柄が濃紫色ではなく紫色で赤色の小鱗片を持つ Cortinarius rotundisporus 本種と傘の直径の範囲が重なる 本種と異なり傘が淡紫色ではなく暗青灰色・鉛灰色・帯赤褐色・帯緑色など 本種と異なり襞が淡紫色ではなく桃色 本種と異なり柄が濃紫色ではなく白色 本種より担子胞子のサイズが大きい (新種) Cortinarius rubescens Gasparini 語源…ガンタケ (Amanita rubescens) に似た 【よく似た種との区別】 Cortinarius coelopus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が肉色ではなく赤黄褐色を帯びたクリーム色 本種と異なり柄の頂部が紫色 本種と異なり被膜が暗紫色ではなく黄褐色 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius fucatus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が肉色ではなく橙色 本種と異なり被膜が暗紫色ではなく橙色 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius fulvoiubatus 柄の基部が塊茎状になる 本種と異なり傘が肉色ではなく黄色~肉桂褐色など 本種と異なり被膜が暗紫色ではなく赤褐色 本種より担子胞子の幅が狭い (新種) Cortinarius salmaster Gasparini 語源…帯黒色の 【よく似た種との区別】 Cortinarius infractus(ヤブレオオフウセンタケ) Dermocybe属様の形態をしている 子実体が小型~中型 sombre色をしている 本種と異なり緑青色でない Cortinarius austro-evernius TL4に対して呈色反応を示さない ヨードに対して呈色反応を示さない 本種と異なり担子胞子が楕円形でなく球形 Cortinarius oleaginus TL4に対して呈色反応を示さない ヨードに対して呈色反応を示さない 本種と異なり担子胞子が楕円形でなく球形 Cortinarius austrocyanites var. brunyiensis 傘が灰黄色 傘表面が毛状 柄の頂部が紫色を帯びる 担子胞子が楕円形 本変種と異なり襞が淡灰色ではなくラベンダー色 本種より担子胞子のサイズが大きい (新種) Cortinarius sclerophyllarum Gasparini 語源…硬葉の(湿潤硬葉樹林に発生することから) 【よく似た種との区別】 Cortinarius spilomeus(アカゲフウセンタケ) 子実体の形態が類似している 柄に小さな赤い鱗片を持つ 担子胞子の形態が類似している 吸水性を持つことがある(変種の一部) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体の色がより鈍色の帯紫黄褐色 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい Cortinarius memoria-annae 本種と異なり傘が帯肉紫色ではなく黄褐色~帯褐色 本種と異なり襞が紫色ではなく黄褐色 本種と異なり子実体に黄変性を持つ 本種より担子胞子の幅が狭い Cortinarius quaresimalis 本種と傘の直径の範囲が重なる 本種と担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり傘と柄がゼラチン状 本種と異なり傘が帯肉紫色ではなく淡紫色 本種と異なり襞が紫色ではなく淡紫色 本種と異なり柄が紫色ではなく濃紫色 Cortinarius rotundisporus 本種と傘の直径の範囲が重なる 本種と異なり傘が帯肉紫色ではなく暗青灰色・鉛灰色・帯赤褐色・帯緑色など 本種と異なり襞が紫色ではなく桃色 本種と異なり柄が紫色ではなく白色 本種より担子胞子が長い (新種) Cortinarius submagellanicus Gasparini 語源…Cortinarius magellanicusに似た 【よく似た種との区別】 Cortinarius magellanicus 形態が類似している 子実体の色が類似している 柄にringletが形成される傾向がある 担子胞子の装飾に変異が大きい 本種と異なり老成しないと条線が生じない 柄の色が異なる 被膜のパターンが異なる 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子の装飾の程度が大きい 本種よりシスチジアが分化している 本種と異なりTL4で紫色の呈色反応を示さない 本種と異なりヨードに呈色反応を示さない Cortinarius elatostipitatus 形態的に類似している 本種より傘の色が赤みを帯びる 本種と異なり柄が類白色の地の上に青色の帯を生じない 本種と異なり肉全体が紫色になる特徴を持つ 本種と異なり果実臭ではなく生のジャガイモやパセリのような不快臭を持つ 本種より担子胞子のサイズが平均的に大きい 本種より担子胞子の幅が平均的に狭い 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく扁桃形 Cortinarius madidus 本種と担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり襞が淡紫色ではなく黄褐色 本種と異なり柄にリングレットを持たない 本種と異なり果実臭ではなく精子の臭いがする 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく卵形 (新種) Cortinarius submeleagris Gasparini 語源…Cortinarius meleagrisに似た 【よく似た種との区別】 Cortinarius symeus 本種と異なり青色を帯びない Cortinarius meleagris 子実体の特に傘と柄の境界部分が青色を帯びる 傘表面に被膜の名残が多く見られる 本種ほど傘がゼラチン状でない 本種と異なり柄がやや塊茎状~塊茎状でない 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が扁桃形でなく球形 本種と異なり担子胞子が偽アミロイド Cortinarius praestans(ムレオオフウセンタケ) 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種と異なりクモの巣状の内被膜を持つ Cortinarius austrovaginatus 被膜が膜状 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が褐色ではなく帯紫色 本種より襞の色が濃い 本種と異なり柄の頂部だけでなく下部も淡紫色 本種と異なり担子胞子が広扁桃形にならずレモン形のみ 本種より担子胞子の幅が狭い (新種) Cortinarius subsciorophyllus Gasparini 語源…やや団栗色の襞の 【よく似た種との区別】 Cortinarius austrosaginus 柄が白色 本種と異なり傘がレンガ色ではなく黄褐色 本種と異なり肉が空気に触れると黄変する 本種と異なり被膜が褐色ではなく黄褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい (新種) Cortinarius ulematus Gasparini 語源…森の 【よく似た種との区別】 Cortinarius serotinus 傘表皮の構造が類似している 本種と異なり帯黄色ではなく淡黄褐色を帯びる Cortinarius lavendulensis 子実体が大型 傘がゼラチン状 本種より傘の紫色が濃い 本種と異なり被膜が褐色ではなく類白色 本種より担子胞子のサイズが大きい (新種) Cortinarius wirrabara Gasparini 語源…アボリジニの言葉で「木の下」 【よく似た種との区別】 Cortinarius phalarus 傘の直径の範囲が重なる 柄が淡褐色 本種と異なり傘が帯赤褐色~レンガ色ではなく淡橙褐色 本種と異なり襞が黄色ではなく淡褐色~褐色 本種と異なり被膜が黄褐色ではなく白色 本種と異なり被膜が膜状 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなくレモン形 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius archeri 担子胞子が扁桃形 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘のみではなく傘と柄の両方がゼラチン状 本種と異なり傘が帯赤褐色~レンガ色ではなく淡紫色 本種と異なり柄が黄褐色~淡褐色ではなく白色 本種と異なり被膜がクモの巣膜状でない 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius sinapicolor 傘の直径のサイズが重なる 襞が黄色 被膜がクモの巣状 本種と異なり傘のみではなく傘と柄の両方がゼラチン状 本種と異なり傘が帯赤褐色~レンガ色ではなく黄色で中央部が赤色を帯びる 本種と異なり柄が黄褐色~淡褐色ではなく帯クリーム黄色 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく楕円形~扁桃形 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Cortinarius archeri Berk. 【よく似た種との区別】 Cortinarius microarcheri 形態的に類似している 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり外被膜がやや膜状にならない Cortinarius subarcheri 形態的に類似している 担子胞子のサイズが本種と異なる Cortinarius bundarus 形態的に類似している 担子胞子のサイズが本種と異なる Cortinarius phalarus 本種よりも傘の直径が小さい 本種と異なり傘が淡紫色ではなく淡橙褐色 本種と異なり襞が淡青色ではなく淡褐色~褐色 本種と異なり柄が白色ではなく淡褐色 本種と異なり被膜が膜状 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなくレモン形 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius sinapicolor 傘と柄の両方がゼラチン状 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が淡紫色ではなく黄色で中央が赤色を帯びる 本種と異なり襞が淡青色ではなく蝋黄色 本種と異なり被膜がクモの巣膜状 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく楕円形~扁桃形 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius wirrabara 担子胞子が扁桃形 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘と柄の両方ではなく傘のみがゼラチン状 本種と異なり傘が淡紫色ではなく帯赤褐色~レンガ色 本種と異なり柄が白色ではなく黄褐色~淡褐色 本種と異なり被膜がクモの巣膜状 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Cortinarius australiensis (Cleland & Cheel) E.Horak 【よく似た種との区別】 Cortinarius persicanus 柄が白色 柄が先細りになって根状になる 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が帯白クリーム色ではなく帯赤橙色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が扁桃形ではなく楕円形~類扁桃形 Amanita ovoidea(シロタマゴタケ) 子実体の形態が特に非常に若い時によく似ている (その他掲載種) Cortinarius austroalbidus Cleland & J.R. Harris 【よく似た種との区別】 Cortinarius albidus 子実体が白色系 本種より子実体のサイズがかなり大きい 本種と異なり子実体全体がゼラチン状にならない Cortinarius lacteus 子実体全体がゼラチン状 傘が類白色 襞が帯白クリーム色 柄が白色 本種より子実体のサイズが大きい 本種より襞の間隔が密 本種と異なりカレー臭を持たない 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Cortinarius lavendocaeruleus Cleland & J.R. Harris ※本論文でレクトタイプ指定を行った。 【よく似た種との区別】 Cortinarius phaeouranus 多くの形質が一致する 発生時期が早い(12-2月) 傘が帯紫褐色 特に目立った臭いがない 担子胞子が扁桃形 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius ingratolens 傘が帯紫褐色 襞が淡紫色 柄の基部が塊茎状 本種と異なり被膜がラベンダー色ではなく褐色 本種と異なり強く不快なフェノール臭がある 本種より担子胞子の幅が広い (その他掲載種) Cortinarius lavendulensis Cleland 【よく似た種との区別】 Cortinarius ulematus 子実体が大型 傘がゼラチン状 本種より傘の紫色が淡い 本種と異なり被膜が類白色ではなく褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Cortinarius mariae (E.Horak) Peintner, E.Horak, M.M.Moser et R.Vilgalys (その他掲載種) Cortinarius persicanus Soop 【よく似た種との区別】 Cortinarius xiphidipus 形態的に類似しており、本種がその変種となる可能性もある 本種より傘が淡色 本種と異なり柄がゼラチン状 本種ほど柄が急に細まらない Cortinarius australiensis 柄が白色 柄が先細りになって根状になる 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘が帯赤橙色ではなく帯白クリーム色 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が楕円形~類扁桃形ではなく扁桃形 (その他掲載種) Cortinarius phalarus Bougher 【よく似た種との区別】 Cortinarius archeri 本種よりも傘の直径が大きい 本種と異なり傘が淡橙褐色ではなく淡紫色 本種と異なり襞が淡褐色~褐色ではなく淡青色 本種と異なり柄が淡褐色ではなく白色 本種と異なり被膜が膜状ではない 本種と異なり担子胞子がレモン形ではなく扁桃形 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius sinapicolor 傘の直径の範囲が重なる 本種と異なり傘が淡橙褐色ではなく黄色で中央部が赤色を帯びる 本種と異なり襞が淡褐色~褐色ではなく蝋黄色 本種と異なり柄が淡褐色ではなく帯クリーム黄色 本種と異なり被膜が膜状ではない 本種と異なり担子胞子がレモン形ではなく楕円形~扁桃形 本種より担子胞子のサイズが小さい Cortinarius wirrabara 傘の直径の範囲が重なる 柄が淡褐色 本種と異なり傘が淡橙褐色ではなく帯赤褐色~レンガ色 本種と異なり襞が淡褐色~褐色ではなく黄色 本種と異なり被膜が白色ではなく黄褐色 本種と異なり被膜が膜状ではない 本種と異なり担子胞子がレモン形ではなく扁桃形 本種より担子胞子のサイズが大きい (その他掲載種) Cortinarius pseudoclaricolor E. Horak & M.M. Moser 【よく似た種との区別】 Cortinarius capsicosmus 肉眼的形質と顕微鏡的形質のいくらかが類似している 本種と異なり苦味がある 本種と異なりはっきりとしたコショウまたはジャガイモ様の不快臭を持つ 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい Cortinarius nijerrus 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子の幅が狭い (その他掲載種) Cortinarius rotundisporus Cleland et Cheel 【よく似た種との区別】 Cortinarius memoria-annae 本種と異なり傘が暗青灰色・鉛灰色・帯赤褐色・帯緑色などではなく黄褐色~帯褐色 本種と異なり襞が桃色ではなく黄褐色 本種と異なり子実体に黄変性を持つ 本種より担子胞子の幅が狭い Cortinarius sclerophyllarum 本種と担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり子実体全体が乾燥している 本種と異なり傘が暗青灰色・鉛灰色・帯赤褐色・帯緑色などではなく帯肉紫色 本種と異なり襞が桃色ではなく紫色 本種と異なり柄が白色ではなく紫色で赤色の小鱗片を持つ Cortinarius quaresimalis 本種と傘の直径の範囲が重なる 本種と異なり傘が暗青灰色・鉛灰色・帯赤褐色・帯緑色などではなく淡紫色 本種と異なり襞が桃色ではなく淡紫色 本種と異なり柄が白色ではなく濃紫色 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Cortinarius sinapicolor Cleland 【よく似た種との区別】 Boletus dupaini 傘が橙色~鮮赤色 傘表面に光沢を持つ Cortinarius canarius 辛子色の色素、dermocanarin類を含む Cortinarius phalarus 傘の直径の範囲が重なる 本種と異なり傘が黄色で中央部が赤色を帯びるのではなく淡橙褐色ではなく 本種と異なり襞が蝋黄色ではなく淡褐色~褐色 本種と異なり柄が帯クリーム黄色ではなく淡褐色 本種と異なり被膜が膜状 本種と異なり担子胞子が楕円形~扁桃形ではなくレモン形 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius archeri 傘と柄の両方がゼラチン状 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり傘が黄色で中央が赤色を帯びるのではなく淡紫色ではなく 本種と異なり襞が蝋黄色ではなく淡青色 本種と異なり被膜がクモの巣膜状でない 本種と異なり担子胞子が楕円形~扁桃形ではなく扁桃形 本種より担子胞子のサイズが大きい Cortinarius wirrabara 傘の直径のサイズが重なる 襞が黄色 被膜がクモの巣状 本種と異なり傘と柄の両方ではなく傘のみがゼラチン状 本種と異なり傘が黄色で中央部が赤色を帯びるのではなく帯赤褐色~レンガ色 本種と異なり柄が帯クリーム黄色ではなく黄褐色~淡褐色 本種と異なり担子胞子が楕円形~扁桃形ではなく扁桃形 本種より担子胞子のサイズが大きい その他の分類学的措置 以下の節を提唱した。 Rotundosporati 以下の亜節を提唱した。 Coelopodati, Myxacioidei, Rozites, Subpolitosporei 以下の列を提唱した。 Archeriani, Australiensium, Austroalbidi, Barbati, Chrysochroi, Inflatipedes, Mariae, Perizoniati, Pudorini, Xiphidipodes 以下の亜列を提唱した。 Volvatus, Sinapicolores 以下の節をアブラシメジ亜属からオオカシワギタケ亜属に移した。 Archeriani,Malvacei